この讃美歌は、クリスマスに歌われる「神の御子は今宵しも」と同じメロディーです。歌いやすいです。この讃美歌の歌詞は、全面的に共感でき、素晴らしい讃美で、私の大好きな、特別に愛する讃美歌です。特に年をとってから、この讃美歌への共感が深まりました。4番の歌詞にこうあります。
老いの坂をのぼりゆき
かしらの雪つもるとも
かわらぬわが愛におり
やすけくあれわが民よ
年をとり、頭の毛が白髪になっていく時、この「老いの坂をのぼりゆき」が自分に向けられた言葉だと心に刻まれます。そして「かわらぬわが愛におれ」との言葉に励まされます。わたしの愛にとどまれ、との神の語りかけを聞きます。神の愛の中にいるときだけ、平安があると教えられます。
そしてあらためて思います。1番の歌詞にこうあります。
主のとうときみことばは
わがいのちのもといなり
たよるわれは安けしや
世にまたなきみことばよ
若い日に信仰に導かれ、福音を宣べ伝える伝道者へと導かれました。説教することに自信のなさを覚える中、ある時、神のみ言葉こそ真理であると教えられました。この世の中で本当に確かなものは何か、それを教えられました。人間が生み出した思想は人々の共感を与えますが、それはいっときのものです。自分の命の根拠となり、信頼して裏切られることなく、これこそ自分が拠って立つ土台となるものとの確信を得て、説教を語ることができるようになりましたし、牧師としての歩みの中で悩み戸惑い落胆することもありましたが、聖書の言葉こそ、真理の言葉、支えの言葉と知りました。
2番
「ただ我のみ汝(な)が神ぞ
おそれずゆけ、ためらわで
・・・
信仰に生きるとは、「わたしはあなたの神である」と語りかける神の声を聞き続けることであるとあらためて思います。年をとるとは、心身が衰え、死が近づき、悩み多き時を過ごすことでもあります。「わたしはあなたの神である」との言葉を聞き続けないと自分を支えることができないと思わされます。聞き続ければ良いのだと、励まされます。この讃美歌は、私を励ましてくれる特愛の讃美歌です。






