クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

北陸学院の牧師感謝懇談会に出席した。毎年この時期、牧師たちが招かれての食事会である。北陸学院で行われている礼拝への説教奉仕、聖書の授業の奉仕、修養会への奉仕など、地区の牧師たちは、日頃、北陸学院との関わりがある。そこで学院が感謝の意を表してくださっての食事会である。そして、そのような関わりの中で、牧師が感じていることなどを伝える場でもある。僕自身は、献身意識を持つことの大切さを語り、北陸学院で働くクリスチャンの教職員たちが祈祷会で出やすくなるような配慮をしてもらえるとありがたい、との意見だけ述べた。


 今回は出席した牧師が少なかった。予定が重なって出席できない牧師が多かったからである。僕自身は、教区の委員をしていないし、地区の責任を負う立場にもなく、対外的に責任ある関わりが少ない。幼稚園も保育園も教会にはない。牧師の仕事に専念できる。ある意味、恵まれている。それだけに、伝道の困難な中にあって、何をすべきか、どうしたらいいのか、何が大切なのか、チャレンジする責任があると思っている。

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる(ヨハネ13:34)。

 今の教会にかけているもの、それは、この主イエスの命令に対する従順であると考えている。教会に来る人は、外の世界で、たとえば会社、仕事場、家庭で、人間関係で疲れ、ストレスを抱える。教会には癒やしを求める。教会でまた人間関係で苦労したいとは思わない。そして、主の命令は、忘れ去られる。互いに愛し合うこの中に、真の癒やしがあるのに。そこに伝道の力の源があるのに。愛の回復こそ、教会が教会になる真の課題である。そのことを信じて、牧師としての働きをしている。