クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 列王記下 16章


(内容)
 ユダの王アハズヤは父祖ダビデと異なり、自分の神、主の目にかなう正しいことを行いませんでした。イスラエルの王たちの道を歩みました。アハズヤが王となった時代、アッシリア帝国が支配地域を拡大すべく、西方に進出してきました。アラムとイスラエルは協力してアッシリアに対抗しようとしていましたが、この両国は、ユダに戦いを仕掛けました。それは、アッシリアに対抗するための同盟にユダが参加を拒んだからです。アハズヤはアッシリアに助けを求めました。そしてアッシリア支配下に身を置くことにしました。アッシリアに迎合するために、エルサレムの神殿に異教の祭壇を築きました。


(黙想)

  • アッシリア帝国が勢力を西に伸ばそうとしています。ユダ王国は世界史に巻き込まれました。大国アッシリアが侵略してくるので、どう対処するかです。弱小国家が大国に抵抗してもよい見通しはありません。アラムとイスラエルは同盟を結び、アッシリアに対抗しましたが、アラムの王は殺されました。イスラエルもまもなく滅亡します。
  • アハズヤは、アッシリアの強さを知り、抵抗するより、アッシリアの軍門に降ることを選び、神殿や王宮にある宝を貢ぎました。それだけではなく、エルサレム神殿に異教の祭壇を築きました。それはアッシリア人の崇める神を礼拝する祭壇と思われます。主なる神の目には、ひどい堕落です。アハズヤはもともと主に背を向けるような歩みをしていたので、異教の祭壇を築くことに抵抗は感じなかったかもしれません。
  • 小国家が大国の侵略にどう対応するのか、難題です。抵抗するか、服従するか。神に助けを求めたとして、本当の助けが来るのか、アハズヤは、神の助けを求めるよりも、生き残るために、アッシリアに服する道を選びました。それは屈辱ですが、彼にとってはしかたのないことでした。
  • 神に信頼するか、現実的と思える妥協をするのか。悩ましい問題です。私たちの生活においても信仰を貫くか、それとも妥協するのか、決断を迫られるときがあります。アハズヤはアッシリアへの屈服の道を選びました。現実的な妥協です。そしていったん妥協を行うと、次々に妥協しなければならなくなります。エルサレム神殿に異教の祭壇を築くのです。主なる神に対する侮辱です。
  • 信仰を持つなら、徹底して主に信頼する道を選びたいと思います。先行きが不透明であろうとも、主なる神にゆだねる道を歩みたい。妥協すれば、心の中には後ろめたい気持ち、あるいは自分を責める思いが湧いてくるものです。


(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
 なし
☆神が望まれる私たちの生き方

  • (勧め)何が起きても、神さまに信頼すること。
  • (警告)主に信頼しない歩みをするとき、次々に妥協の道を強いられ堕落していく可能性があること。


(神の導きを求めて-1)

祈り

  • 天の父なる神さま、アハズヤ王は、あなたに従う道を選びませんでした。隣国からの攻撃に遭い、強大なアッシリア帝国に屈し、神殿に異教の祭壇を築くなど、信仰を持つ人から見ると、堕落の一途を辿っているように見えます。弱小な国家の王が、強大な帝国の侵略にどう対処するのか、難しい問題です。帝国か屈服か、二択しかないとしても、神さまのみ心はどこにあるのかを祈り求めてよかったと思います。アハズヤは、あなたに背を向けるような歩みをした人ですから、あなたに心を向ける考えは持たなかったのだと思います。
  • 私もかつて、判断に迷う事態に何回か直面しました。逃げなくてよかったとの思いがありますし、あなたが何とかしてくださると信じて歩めたことを感謝します。しかしあの当時、試練の中で聖書を読み、あなたの導きを得ることは知りませんでした。ただ「助けてください」「導いてください」と祈るだけでした。今、こうして聖書を読み、あなたの導きを求めて歩むことができることは本当に幸いであることを思います。この幸いを知らない信仰者が少なくないことを思います。聖書によってあなたの導きを受け取って生きる幸いを伝えたいと思います。新しいサイトを準備していますが、新しいサイトを作る目的について、頭の中で思いめぐらしていましたが、それを文章化して、サイトに反映させたいと思いました。
  • またアハズヤの子、ヒゼキヤもアッシリアの侵略に悩まされましたが、彼には預言者イザヤがいました。イザヤに励まされ、ヒゼキヤは信仰に立ち、神さまの助けに信頼しました。アハズヤにも、よき導き手がいたら、主の目にかなう歩みをすることができたかもしれません。自分を励まし導いてくれる存在もありがたいものであると知りました。新しいサイトの共感してくれ、共目的を共有できる仲間が与えられたらいいな、と思いました。このことについては、祈り続けていきたいと思いました。今日のデボーションを有難うございました。

☆受け取った導き

  • サイトの目的の文を書く
  • 仲間が与えられるように祈る


(神の導きを求めて-2)

祈り

  • 天の父なる神さま、アハズヤ王が直面した困難を覚えます。大国の侵略に対してどうすればいいのでしょうか。抵抗して滅びの道を辿るのは賢くないような気がします。それともアッシリアの軍門に降り、アッシリアに迎合するような歩みをしたらいいのでしょうか。アハズヤは、主に助けを求める道を選びませんでした。それは最初から彼の選択肢にはなかったのだと思います。
  • 私たちの時代も似たようなことが起きています。北朝鮮は小国です。独裁政治を行っています。最高指導者は体制の維持(自分の権力維持)を目的として、大国のアメリカと対抗しようとしています。アメリカに屈すれば自分の命運が尽きるので、必死に強攻策に出ています。日本はアメリカと同盟を結び、アメリカの核の傘の中に身を置いています。そのために核兵器の禁止条約に賛成を投じることができません。この国の首相は、北朝鮮の脅威をもって国難と称し、選挙戦を繰り広げています。
  • 神さま、真の平和はあなただけが与えることができます。私たちが神さまの前に謙遜になり、神さまの教えを尊ぶとき、与えられると信じます。そのためには人々が神さまと和解することが必要になりますね。そのためには、教会の働きが重要ですね。真の平和は終末の時に実現するのですね。それまでは「平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる」とあるように、平和を作り出すために力を尽くすことが大切ですね。
  • 今日は、全世界の教会の伝道の働きが実を結ぶように祈ります。また北朝鮮の脅威について、神さまの顧みを祈ります。不幸な衝突が起きて、戦争が起きないように神さまの守りを祈ります。また選挙中なので、各党の北朝鮮に対する脅威についての政策を調べてみます。神さま、私たち人類を憐れみ、顧み、導いてくださるようにお願いします。

☆与えられた導き

  • 全世界の教会の伝道の働きが実を結ぶように祈る
  • 北朝鮮による緊張状況に対して、神さまの顧みを祈る。
  • 各政党の北朝鮮に対する脅威についての政策を調べてみる。