クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 朝7時半に起床。デボーション。明日の説教テキストを思いめぐらす。

「何を話すにせよ、行うにせよ、すべてを主イエスの名によって行い、イエスによって、父である神に感謝しなさい」(コロサイ3:17)

を心に留めながら。祈りつつ今日の業に励んだ。
 週報を昼前に作成。夕方、教会員二人の納骨式があるのでそのメッセージを考える。昼食。明日の長老会の準備。3時過ぎに教会墓地へ。納骨式。遺族の他に教会員の方も沢山集まってくださり、共に賛美し、祈った。帰ってまた長老会の準備。
 夕食前、NHKのドキュメントの番組を見た。高齢のワーキングプアの実態のレポート。老いて、年金だけでは生活できず、空き缶を集め売って生計を立ててる人。公園の掃除をして得た収入で特別養護老人ホームに入園している妻を支え、ささやかな生活をしている人。クリーニングのアイロンかけを仕事としている人の賃金が年々減っていく実態。中国人を雇い、安い賃金でアイロンかけの仕事をさせている雇い主。外国人の安い労働賃金が日本の労働者の賃金になっていく。ワーキングプア(働いても働いても貧しい人)が今後、日本のマジョリティ(大多数)になると予想していた。
 利潤だけを追求する社会、働くことの意義を見いだせなくなった社会。それが今の日本。一部の富める人と多数の貧しい人。格差社会がますます広がる。
 教会の役割は何か。この国をどのような国にするのか、ビジョンを持ち、政治、経済、文化、その他の面で国を、社会を導く人々を世の光、地の塩として送り出すことであることを痛感する。

石川啄木の歌を思い出した。

働けど働けど なお 我が暮らし楽にならざり じっと手を見る

この歌は過去の時代のものと思っていたが、今後の日本の社会を映し出す歌になるかもしれない。

暑い一日だった。説教の準備も何とか終わった。NHKのドラマ「マチベン」を見る。ドラマを通して「人間」を知ることができる。