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　朝食の時、雨が降っている。霧も出ている。これではどこにも行けない。じゃあ読書三昧？　と思いながらも目は外を見ている。雨が降ったり、霧が出たり。そうこうしているうちに雨もやみ、霧も消え、大丈夫かも知れない、と思って、途中で雨が降っても大丈夫なように、短いコースを歩くことにする。沼ノ原湿原を歩く。一時間弱のコース。夏なので、草が僕の背丈ほど伸びていて、花を楽しむほどではない。チョウがそれなりに飛んでいて、楽しい。

↑　楽しそうな僕

　このまま天気が続くなら、斑尾山も登れるかも知れないとホテルに戻り、早めの食事。妻はミックスピザ。僕はビーフカレー（1000円）。ミックスピザを切り分けた一切れが母の昼食。肉が軟らかくてカレーはなかなかおいしい。妻の母が食べ終わるまで待たなければならないが、食休みと考えてはやる心を抑えながら待つ。そして登山口へ。朝の散歩の時、登山口は確かめておいた。

↑　左側のスキー用の斜面に登山道がある。頂上は写真で見えるてっぺんのさらに奥にある。

　僕は迷うのは嫌いなので、基本的に地図で調べる。妻は調べない。迷ったら人に聞けばよいという性質。でも迷う時間は無駄、それが僕。ゆっくり登る。焦りは禁物。一緒に登っていると妻が先に行ってしまう。僕のペースが遅いということ。スキー場の斜面を登るので結構きつい。頂上を見るとガスが出てきて、見えない。夕方は雨が降るとの予想。で、後一歩の所まで行ったのだが、引き返すことにした。

「ここまで登ってきて疲れない？」

と聞くと

「全然」

と妻。

　体力が落ちていることを改めて感じる。町を歩く時でも、妻の方が歩くのが速い。というか僕が遅いのだ。今までそれを自覚的に受けとめなかったが、妻よりも僕の方が体力がないことがはっきりした。汗はだらだら出る。ゆっくり山を下りる。ホテルの芝生のところで、ブルーベリ入りのソフトクリームを食べる。甘くておいしい。昨日夕方生牛乳入りのソフトクリームを食べたが、明日はベルーベリ入りのをと楽しみにした。急いで食べて頭がツーンとする痛みを感じないように注意しながら、楽しんだ。ああいう痛みを感じると何か起きないか、と健康に不安を感じたりする。年齢のせいか。

↑　ホテルの庭に植えられたブルーベリの木の実

　この斑尾高原は、親子連れのために、様々が遊びが用意されている。草スキーが一番目についた。バギーカーで決められたコースを走ることもできる。弓の練習もできる。僕は自然の中を歩くのが楽しみ。

　ホテルに戻って、温泉。あ〜気持ちがいい。妻の母は部屋でオリンピックを見ている。食事はバイキング方式なので、好きなものを食べられる。量も自分で加減できるのでありがたい。妻の母は、少食なので、一人分これ、と出されると余ってしまう。去年、美ヶ原へ行った時は、夕食は羊肉のジンギスカン。量も半端ではない。妻の母は少食だから、妻と僕で食べるのが大変だった。お年寄り同伴の時は、バイキングはよいと思った。

　読書のために本を持ってきたのだが、疲労もあってその気持ちになれない。僕のお守りをしてくれたのがＤＳ。任天堂のゲーム機。ドラゴンクエスト「天空の花嫁」を楽しんだ。