クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ


↑ 斑尾山の中腹から斑尾高原


 朝、食堂に5分前に行く。するとびっくり。すでに行列ができている。席取りの行列。バイキングなので、長い行列ができる。だから早く席を取って早くという思いに駆られるのだろう。何とか端の方の席に着いたものの、長い行列の後ろにつく。


 ホテルに着いた時、夕食は6時、7時、いつがいいですかと聞かれた。テーブルの席の数は、宿泊者全員分というわけにはいかない。遅く行くとあふれるので、ホテルとしても調整をしている。


 天気はよく、斑尾山がきれいに見える。来年は体力をつけて挑戦しようか、と思いながら食事。妻も家事から解放され、温泉でのんびりすることができてよかったみたい。


 帰りは妻の要望を聞いてドライブ。妻が一度は行きたいと願っていた鬼無里村(きなさむら)を通ることにした。妻は南佐久郡の川上村の出身。とてもへんぴと言われたところ。その川上村の人が、さらにへんぴ、と呼ぶのが鬼無里村。高校生の時、鬼無里村出身の人がいて、一度は行ってみたいと思っていたとのこと。


 <おやき>が有名な「いろは堂」が鬼無里村にはある。


↑ いろは堂。喫茶室には、来客者がメモを残すノートが何冊もある。


 おやきというのは、そばと小麦でつくった衣の中に野菜の具を入れて、炉端で焼いたもの。昔、何もない寒村で食べられたおやつ。それが今では、立派なお菓子? 妻が店で注文していると、「どうぞ」と一つ差し出された。試食だ。二つに割って中身を見てもよくわからない。シメジかなと思うが見ただけではわからない。何となく不吉な予感がして、妻に食べてもらう。やはりナスが入っていた。


 別棟が喫茶室になっていて母は抹茶セット。抹茶とおやきがセットになっている。僕は木いちごジュース。ゆっくり過ごして、白馬を通って帰途につく。


↑ 抹茶セットを食べる母


 高速道路を運転しながら妻に、

「僕は、自然を見て、神様の偉大なわざと感じることはないけど自然の中に身を置くと」

ここまで言いかけたら、突然言葉に詰まってしまった。胸が詰まり涙が出そうになった。しばしくして、

「自然の中にいると、僕は神様の懐の中に抱かれているような安らぎを感じる」。

思いがけない出来事だった。