クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 朝、目覚めて布団の中で『花田少年史』の漫画第4巻の最後の部分を読んだ。泣いてしまった。家族愛が満ちている漫画。昼前に北陸学院大学へ。牧師感謝懇談会に出席のため。思うところのある会だった。


 戻ってきて、『オバマのことば』という録画した番組を見る。アメリカ大統領オバマ氏の演説をいろいろ分析した番組で、オバマ氏の演説をいくつか聴かせてくれる。聞いていて、僕の心も震えてきて感動した。「クリントン大統領候補の演説は政策の束。面白くも何ともない。オバマ候補の演説はストーリーを語る」と解説者。聞く者に感動を与える演説。凄い! 説教に応用するとしたら、どうしたらよいのだろうか。オバマ氏は、『アメリカ』という国がどういう国なのかを思い出させ、そのアメリカを回復させようという演説が、聴衆に訴える。説教で語る内容、それはキリストの教会がどういうものであるか、に違いない。そのすばらしさを僕らはまだ経験していない。それを語る。それは夢物語になりかねない。しかし、語らなければならない。教会に属するすばらしさを僕らは聞きたい。リックウォレンの『五つの目的』は僕にそれを語りかけてくれる。彼はオバマ大統領の就任式で祈った牧師である。彼は語る。

教会出席者と教会員は違う。教会出席者は傍観者。教会員は献身する者。


 夜は、教会員が来てくれる。相談があるとのこと。何の相談か、夜、池澤夏樹の『スティルライフ』を読み終える。彼が芥川賞を受賞した作品。不思議な内容。冒頭の出だしの言葉が印象的なので、読み始めた。