クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 今日の北陸中日新聞によると東日本大震災によって亡くなった方は、15,441名、行方不明の人は、7,718人であるとのこと。日赤と中央共同募金会に寄せられた義援金の配分ルールが決まったと書かれていた。


 死者、行方不明者一人あたり35万円、家族全壊に対して35万円、半壊に対して18万円、福島原発から30km以内の人35万円。あの義援金が被災者にどれくらいの額が届くかがこれで分かる。これまで集まった義援金は2,500億円とのこと。被災者にとって当座の当座の生活資金の補助程度である。


 これに各都道府県に寄せられた義援金を上乗せにするとのこと。しかし義援金の支給がなかなか進まず、お金を必要とする被災者に届かない。残念なことが起きている。手続きが迅速に進まない理由がある。一つは公平に分配しなければならないと言うこと。確かにもっともであるが、家屋全壊と半壊で、額を変える必要があるのだろうか。一律にすれば半壊、全壊の分類をしない分、早く支給できるのではないか。公平がいちばん大事なのか。迅速の支給がいちばん大事なのか。


 モーセ十戒安息日は何の仕事もしてはならないとある。主イエスが病人を安息日に癒やすと、それは安息日の戒めを破ることだと律法学者たちは言う。病人を癒やすことは仕事に当たるというのである。主イエスは病人を癒やすことは善なのか悪なのか。善なら、なぜ安息日にしてはいけないのかと問う。何が一番大事なのか。人間は何がいちばん大事なことかが分からなくなることがある。硬直化するのである。