今日、図書館に行って、絵本を借りてきた。
↓書籍として以前読んだことがある。
著者ジャン・ジオノは1953年にこの本を著した。そして画家のフレデリック・バックが1988年に絵を添えて絵本とした。日本では、1989年にすぐに訳され出版されている。次の言葉が印象に残った.
ああ、神の苦しみは神のみぞ知る。
ときに、むなしさを感じたこともあったことを、わたしは知らなかった。
どんな大成功のかげにも、逆境にうちかつ苦労があり、
どんなに激しい情熱をかたむけようと、勝利を確実にするためには、
ときに、絶望とたたかわなくてはならぬことを
木を植えた男は、自分の行ったことが多くの人に恵みをもたらしたことを知らないまま世を去ったみたいである。伝道者の自分と重ね合わせて読んだ。最後の行にはこう書かれている。
1947年、エルゼアール・ブフィエ氏は
バノンの養老院において
やすらかにその生涯を閉じた。
人は誰もが、生涯の終わりを迎える。その通りだと身にしみて思う。
朝も夜も雷が鳴っていた。北陸の冬の到来を告げる。この雷をブリおこしという。これから漁師たちはブリを捕る。