■

↑　白山

　今、夏休み。説教を休む。で、今日は登山。福井県の赤兎山。自然の中に入って心身のリフレッシュ、および、歩きながら黙想をするという目的。黙想の内容は、自分を動かしているものは何か、である。『五つの目的』には、人を駆り立てるものとして、人に受け入れられたい、罪責感、恐れ、怒り、物質主義を上げている。牧師として、僕は神の召しに答えて生きている。パウロは、キリストの愛が迫っていると、使徒としての働きの原動力を語る。僕の場合、それは何か。山道を歩きながら、森林浴をしながら、考えたいと思った。

　ところがそんな余裕は全くなかった。体力が衰えたので、後どれくらいで頂上に着くのか、そんな思いに支配されての登山だった。登りだしたときは、霧雨だったが、だんだんと天気は良くなり、頂上に着いたときは、青空で、気持ちが良く、思いっきり澄んだ空気を吸った。