クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ


この著者、村上龍氏には『13歳のハローワーク』という著作がある。これは若い人に向けて、様々な職業があることを紹介して本であるらしい。この本について著者は次のように述べている。

職業というのは、単にお金を稼ぐ手段ではありません。その仕事をすることで、生きていくために必用な充実感、人間としての誇り、そして仲間や友人を得ることができます。職業は、その人と社会・世界をつなぐ窓のようなものであり、大切な架け橋のようなものです。

これはamazonでの本の紹介文から引用。

僕は『55歳からのハローライフ』を読んだ。
人生の岐路に立っている人たちの物語。立場は違う人がそれぞれに岐路に立ちつつ自分の道を見いだしていく物語が集められている。
配偶者との離別、定年を迎えてのこれからの人生、新たに芽生える恋、ホームレスになることの恐れとの戦い、人それぞれの課題に生きている。マンネリと言われようとも、決まったリズムでの生活が繰り返されることは安定して幸せなものであることを知らされる。そして岐路に立つ時は、不安に包まれるが、新たな道が切り開かれるときでもある。誰もが直面する岐路。配偶者と死別してなお前向きに生きようとしている教会員は何人もいる。長年の仕事は定年となり、新たな生活を始めている教会員も何人もいる。牧師職からの隠退、妻との死別、これらがその内、僕に到来する。物語に登場する人たちがどのような道を辿るのか、多少はらはらしながら読んだ。