クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

孫との勝負

 小松にいる娘の孫の二人が奈良の娘のところに遊びに来ています。今日は、私が夕食の用意をしました。カレーを8人分作りました。ひき肉と玉ねぎ、トマトを使ってのスパイスカレーです。「おいしい」と言って食べてもらえてうれしかったです。ただミートソースをご飯の上にのせたような感じで、工夫の余地があると思いました。

 夕食後、百人一首をしました。孫娘二人組が相手で、いい勝負でした。驚いたのは、札です。札を並べてそれを裏返すと上の句が確認できます。枚数が少なくなってくると孫たちはカードをひっくり返して上の句を確認します。私は面子があるのでそのようなことはしません。私は百首すべて暗記しているわけではないの不利になります。二試合目は、1枚対1枚の勝負になりました。孫たちの札が読まれたので負けました。孫たちと楽しく過ごすことができて感謝でした。

 昨日『ある若き死刑囚の生涯』(加賀乙彦著、ちくまプリマー新書)を読みました。1968年6月16日横須賀線に時限爆弾を仕掛け死者一名、29名が負傷しました。彼は獄の中で洗礼を受け、短歌を作ることに情熱を傾けました。刑の執行を告げられた時、平安な気持ちで受けとめ、刑に臨んだとのことです。心に残ったうたを紹介します。

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永遠のいのち信じて基督の肉と血ふふむまひるの洗礼
磔刑のイエスの絵こそ慰めと無為かさねたるある日気づきぬ
死ねばみな無機に帰するといふ議論神の子われにはうべなひ難し

 年老いた者は、いつ死んでもおかしくないという点では死刑囚と同じだと思いました。