クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 今日は地域集会。『ただ愛すればいい』(岡野俊之著)を読んで話し合う。


 戦後といってももう60年も前になるが、戦後、キリスト教ブームが起きた。それ以降、キリスト教はどう受けとめられたかというと、キリスト教思想として受けとめられたのではないか。僕が学生だった頃は、学生運動が盛んで、マルクス主義思想が受け入れられていた。人はいかなる思想を持って生きるのか、どのような考え方をもって生きるのか、つまり信念が重要視された。教会も然り。聖書を読み、学び、キリスト教的なものの考え方を身につけて生きる、それが信仰生活だったのではないか。『ただ愛すればいい』で著者は、聖書の言葉を実践して生きることを説く。聖書の言葉を実践して生きることと、キリスト教的なものの考え方を身につけて生きることとは<天地の違い>がある。
 

 結婚式に読まれる夫婦についての教えがある。夫は自分を愛するように妻を愛しなさいと聖書は教える。妻は主に従うように夫に従いなさいと聖書は教える。聖書にこの教えがあることを知って生きることと、それを実践して生きることは違う。前者は、知識は持っていても実践しているとは限らないのである。クリスチャン男性は聖書の教えは知っている。でも自分を愛するように妻を愛しているとは限らない。何を隠そう、

僕がそうだった。

 夫に対する教えは結婚式で読まれる。この教えを知っていることと、実践していることとは大きな違いだ。聖書の教えを実践しない、そのためにキリスト教の弱体化を招いている。僕はそう考えている。そして聖書の教えを実践する信徒を育てることを牧会の大切な働きと考えている。


 昼食を共にし、帰宅。午後、ひとりの教会員が教会に尋ねてくることになっている。約一時間半話し合った。話し合ったというより、話を聞く方が多かったが。キリストを信じるといっても、色々な信じ方があることを思わされた。


 小牧者訓練会の卞在昌宣教師から手紙が来た。小牧者コンベンションに参加した牧師たちに出された手紙だと思う。僕は彼との個人的な親交は持っていない。今回の手紙の内容でも、自分の無実を主張していた。2〜3日すれば、下記のサイトで公表されるだろう。


 「宗教法人小牧者訓練会」による被害を受けた女性達の救出と癒しを目的とする会」のサイトがある。

 http://www.foe414.net/

 ここには被害者の証言がある。どちらが真実を語っているのか。この出来事は重くのしかかってくる。神が真実を明らかにしてくれることを願う。