奈良に着ての最初の朝、散歩をしました。春日大社に行きました。下の禰宜道(ねぎみち)を通って春日大社の本殿へ。早朝なので人影はまばら。春日大社は日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、建てられたとのこと。立派な宗教施設です。本殿の前の参拝所には、僕の他に観光客が二人。なぜ、沢山の人がここに来て参拝するのかと考えます。日本人の心情に会うのでしょうか。9時から引っ越しの荷物を部屋の中に入れました。ダンボールで動きが取れない状況です。
昨夜、夜中の2時頃に目が覚めました。寝つけないので、アブラハムのことを考えました。「わたしが示す地に行きなさい」との神の命令を受けて、彼は行き先を知らずして、旅を始めます。彼は住み慣れた土地を離れて旅をします。自分の身と重ね合わせることができます。というか、アブラハムを参考に、これからの自分の歩みを考えたいとの思いがあります。寝床の中で思いめぐらしたことは、
- アブラハムは神の指示に従い、行く先を知らないまま、旅に出たこと。
- モーセもまた、乳と蜜の流れる地、それがどこか分からないまま、でもそこを目指して旅をしたこと。
- そして僕は、それがどのようなところか分かりませんが、神の国を目指して旅をしていること。
自分が聖書の信仰の世界の中にいるかのように感じています。目指した場所は、それぞれ違うかもしれませんが、信仰をもって、神さまが示された地へ行く点でアブラハムもモーセも、そして僕も同じです。