クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 石原伸晃環境相が、東京電力福島第一原発事故の除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり、首相官邸で記者団に対し「最後は金目(かねめ)でしょ」と語り、ひんしゅくを買いました。安倍首相も、「国民も最後は金目でしょ」と考えているように思えてなりません。


 衆議院が解散になりました。アベノミクスの評価が問われる選挙だと言われています。特定秘密保護法集団的自衛権原発再稼働など国民の中で意見が分かれる問題については信を問うことなく、増税の先送りに関して信を問うと言う。おかしな論法だと思いますが、経済さえ上向きになれば国民は文句を言わないし内閣の支持率はそれなりに確保できるし、自分のやりたいことは何でもできると言わんばかりであり、「国民も最後は金目でしょ」と見透かしているように思えてなりません。


 今回の選挙は、税に関して信を問うているのではありません。国の形を法をおろそかにして変える政治姿勢のあり方、世論を二分する問題で信を問わずに、多くの人が賛成という増税の見送りで信を問うというごまかしに対して、否!を言わなければならない選挙です。「最後は金目でしょ」と私たちは見下されているのです。


 今回の解散について色々な呼び方がなされていますが、私の感覚では、「今のうち解散」です。今なら、まだ議席を確保できるし、政権を延命できるとの思惑が働いた解散です。解散しなければ、アベノミクスが行き詰まり、退陣を迫られることでしょう。その前に延命をはかろうとしているのだと私は思います。


コスモスの花にとまるツマグロヒョウモン
11月5日