久しぶりに秋晴れ。家に閉じ困っていたのでウォーキングに出かけることにしました。今回は近鉄で橿原神宮前(かしはらじんぐうまえ)という駅で降りて、飛鳥駅まで3時間ほど歩きました。修学旅行の高校生がグループで自転車でサイクリングしている姿が目につきました。飛鳥駅では自転車のレンタルが行われていました。
橿原神宮前駅を下りて歩き始めて10分足らずで「みたらしだんご」という看板をかかげている店があったので、おやつに買うことにしました。甘樫丘(あまがしのおか)で休憩。お団子を食べました。おいしかったです。甘樫丘は何年か前、春に来たことがあり、桜が美しかったことを思い出しました。歩いていると奈良時代もこんな風景だったのかなと思わされるのどかさがありました。20年前イスラエルのガリラヤ湖に行ったことがありますが、イエス様の時代と同じ風景なのではないかと感じたことを思い出しました。
↑甘樫丘から。手前の山は畝傍山。
飛鳥駅は、ドラマ『鹿男あをによし』に出てきていて、一度行ってみたいと思っていたところで満足しました。
↑飛鳥駅
甘樫丘に登る道端に「ヤブラン」という花がきれいに咲いていました。この花は昔「山菅」(やますげ)と言われていたそうで万葉集(巻11)にも出てくるそうです。
あしひきの 名に負う山菅押し伏せて
君し結ばば逢わざらめやも
歌の意味は「山の名のつく山菅を押し伏せるように強引に私と契りを結ぼうとするならば、私はあなたと遭わないことはないわよ」。大胆な歌を昔の女性は詠んだのですね。(歌とその意味については、『野草の名前 秋と冬』(山渓名前図鑑、山と渓谷社)からの引用です)
↑ヤブランの花