クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

振り返って思う神の導き(1)

 昔、年配の信仰者の方が

「人生を振り返ってみると神さまに導かれてきたと思う」

と語られるのを何回か聞きました。その頃の私は、神さまの導きを積極的に求めて歩む人生を送りたいと思っていました。そして聖書を読み思いめぐらし今日まで神さまの導きを求めて、神さまに導かれて歩んできました。

 私も後期高齢者になったので、ここで人生を振り返って神さまの導きを感謝することは大切なことではないかと考えました。それで今日は第一回目です。

 私は勉強することは苦になりませんでした。これは神さまの賜物と思います。学校ではまあ良い成績をとることができました。高校受験の時、自分が住んでいる地域では成績のよい生徒が通うとされる都立高校を受験しました。合格発表の日、一緒に受験した同学年の生徒たち10名くらい一緒に合格発表を見に行きました。私は見事不合格。帰りは合格した人と不合格の人は別々に帰りました。結果、私は私立高校に通いました。

 大学受験。この時も第一志望の大学は見事不合格。勉強はしたのです。予備校に通い次の年、幸いに合格。大学在学中に学園紛争が起こり、それなりに活動しました。大学で学んだ専門を生かす会社への就職は不採用。畑違いのコンピュータの会社に入り、プログラミングを仕事としました。10年勤務しましたが後半の4年間は、昼間は仕事をしながら夜間の神学校に通い、卒業と共に退職し、牧師として働くこととなりました。

 神学校へ行くことを除けば、多くの学生が通った道を私も歩んだことになり、特別に神さまの導きがあったと言えるようなことはありません。でも受験で不合格という体験は、挫折とまでは行きませんが悲しい思いを味わいましたし、人生思い通りにならないことを知らされ、自分が歩みたかった道を歩んでいく人がいてうらやましさを感じたりと複雑な思いを味わったことは人生経験としてよかったと後になって思います。
 基本的に、神さまの見守りの中で過ごすことができたと思います。神さまの導きと何度も思ったことは、コンピュータの会社に入ったことです。やがてパソコンが普及しますが、パソコンを積極的に利用できましたし、インターネットが利用できるようになるや、教会のホームページをつくりました。また必要に応じてプログラムを作り、牧師の仕事に役立てることもできました。コンピュータの会社で仕事をしたことは、神さまの導きであったと思っています。

祈り 神さま、あなたのみ守りの中で成長することができたことを感謝します。たまたまコンピュータの会社に就職しましたが後々、そこで身につけた知識を応用することができたことはあなたの導きと感謝します。私を導き、生かしてくださった神さまを賛美します。

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