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隠退牧師 holala によるブログ

聖書が伝える救いとは(1)

ローマ 1:16
わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。

 使徒パウロは、福音を恥としないと語ります。福音を彼は誇ります。なぜなら、福音は、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからと言います。そもそも救いって何なのでしょうか。

 若い日に私自身が求めていた救いは、死の恐怖からの救い、空しさからの救いでした。二つともキリストを信じることによって与えられました。でも私は救われたとは言えません。聖書が伝える救いを得ていなかったからです。

 聖書が伝える救いは、まず罪からの救いです。創世記6章からノアの洪水の物語が始まります。

創世記 6:5~6
主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。

 神はどうしたのでしょうか。神はすべての肉なる者を滅ぼす決意をされます。そして洪水をもたらします。ノアの箱舟に乗った者は生き抜くことができましたが、乗らなかった者は皆滅びました。罪は滅びを招くことを教えています。


 創世記18章にはソドムとゴモラの町について語られています。

創世記 18:20~21
主は言われた。「ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。わたしは降って行き、彼らの行跡が、果たして、わたしに届いた叫びのとおりかどうか見て確かめよう」。

 確かめた結果、神はソドムとゴモラの町を滅ぼしました。

創世記 19:24~25
主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。

 聖書は、罪は神の怒りを招くことを語っています。神の怒りは滅びを招きます。そして言うまでもなく、イエス・キリストの十字架もまた罪は神の怒りを招くことを語っています。

マタイ 27:46
三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

 イエスは人類すべての罪に対する神の怒りを身にお受けになりました。罪は神の怒りを招く、これは聖書が語る厳粛な事実です。そして聖書は、罪からの救いを告げます。

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