クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 一つの出来事が、芋づる式に次々にいろんなことを引き起こすという経験をしてきた。


 たわいもないことから。何年か前テレビでドラマを見た。『世界で一番熱い夏』。政治家秘書が、自分の仕える政治家に裏切られ、窮地に追いやられ、挙げ句の果てに殺人犯の汚名を着せられる。自分の無実を証明していくというドラマ。その中でフルートで演奏されるバックグラウンドの音楽が心に残った。それが何という曲か調べた。サリーガーデンという曲であることが判明した。ドラマの中で、女性がそのメロディーで歌っている場面があり、女性が歌っているCDを求めた。その曲はアイルランドの歌で、そこからアイリッシュの曲に心が惹かれた。ケルト音楽ともいう。何枚かCDを買い、親しんだ。ケルトふうにアレンジされた讃美歌も素敵だった。郷愁があり、心が安らぐ。


 それから『あすなろ白書』というドラマ。実はこのドラマがきっかけでテレビドラマを僕は見るようになった。筒井道隆扮する主人公が「お前は人の気持ちばかり考えているが、自分の気持ちはどうなんだよ」と友達からとがめられる場面があり、はっとした。僕は自分の感情を抑えつけ、自分の気持ちを考えることがあまりなかった。そのドラマの音楽を担当しているのが、S.E.N.S.。心が深く共感する。で、S.E.N.S.のCDは30枚ほど集めた。人生の最後を過ごす病床のベッドでは、S.E.N.S.の音楽を聴いて過ごしたいと思うほど。ドラマを見なければ、こんなことにはならなかった。


 今から10年以上も前になる。ある牧師から、小牧者コンベンションという集会に誘われた。それがどんな集会なのか、どんな人が集まるのか、何もわからなかったが誘われた、ただそれだけの理由で行った。恵まれた集会だった。そこでディボーションを教えられ、ディボーションを学ぶために、東京に通った。当時は静岡県の御殿場教会に仕えていた。それがきっかけで信仰者を育てる務めが牧師の大切な務めと受けとめ、弟子訓練を志すようになった。


 さらに仙台ラブリ聖書教会の藤本牧師の『キリスト教入門』を読み、良い本を出版してくださり、感謝です、と葉書を書いた。それがきっかけで、仙台ラブリ聖書教会が主催する子供ミッションセミナーに出席。子供に対して聖書勉強をきちんとすることが教会学校にとって大切であり、そこに未来が開けることを教えられ、現在CSで聖書勉強に取り組んでいる。また弟子訓練勉強会に参加し、今教会で弟子コースを行っている。


 一つのきっかけが、将来を導くことを実感する。チャンスは逃すな!