クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 最近、絵本を読むようにしている。金沢市立図書館、石川県立図書館から借りられる。今回借りたのは、宮沢賢治の『風の又三郎』。二冊借りたのは、それぞれどんな絵が描いてあるのか興味がある。それによって印象も異なる。風の又三郎、聞いたことはあったけど、本は読んでいなかった。田舎の学校に転校してきた高田三郎が学校の友だちと過ごす出来事が描かれている。彼のことを友だちが、風の又三郎と呼ぶ。少年たちの遊ぶ様子が描かれているだけ。文庫本で活字だけの文も読んでいる。数回は読んでいる。読み終わって、それで何なの、と思う。ぼくも少年の心を持っていたはずなので、共感してみたい、という思いがある。『風の又三郎』の絵本は、何種類も出ているので、楽しみたい。上の絵本は表紙が印象的。しかし、絵のないページがある。下の絵本は、どのページにも絵がある。これを描いた小林敏也さんは、同じ宮沢賢治の『よだかの星』の絵も描いている。『よだかの星』も好きだ。



少年の心ということで思い出したことがある。僕が小学生高学年の頃のこと。その頃、東京の杉並区に住んでいた。友だちと一緒に自転車で多摩川までサイクリングに行った。片道二時間くらいかかったのではないかと思う。遠くまで行けたことを僕は誇りに思って母親に話した。そしたら母親は、何て危ないことをしたの、と僕を叱った。