クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 バングラデシュの首都ダッカにある飲食店でテロが発生しました。そこで食事をしていた外国人が命を奪われました。テロリストがイタリア人や日本人などの外国人を順に殺害しました。自分が殺される番になるのを待ち、そして自分が殺されるのを想像するだけでも恐ろしいです。でもそれを体験して死んでいった犠牲者たち。何とも痛ましい。なぜ、人の命を奪うのか。テロリストたちがたとい自分の死を覚悟していたとしても、一方的に人の命を奪うのは非道です。人の命を一方的に奪うことが許される大義などはありません。そして残念ながら私たちは、犠牲になった人やその家族に対して語ることのできる言葉を見出せません。


 ISに対する空爆が続く中で、誤爆で命を奪われたシリアの人たちも沢山います。この犠牲者たちの家族の悲しみ・無念さは、私たちにはあまり伝わってきません。空爆が行われる中、自分のいる建物に爆弾が落ちてこないかとの不安の時を過ごすのも、恐ろしくまた辛いことです。他者にこのような辛い目に遭わせる権利は誰も持っていません。


 この日本では、中国・北朝鮮の脅威にどのように対処するのかが課題です。どうしても武力による対応を考える方向に事が進んでいきますが、そこには「仕方がない」との思いがあるように思います。それどころか、自衛隊を軍隊にしようとの声が強まっていく気配を感じます。平和は武力によっては得られないことは周知のことですが、外交による平和・話し合いによる平和を求めることは理想論になるのでしょうか。


 戦いをやめられない負のスパイラルの中で混乱の中へ沈んでいく私たちの現実は、今後どうなるのでしょうか。