クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

徒手空拳の働き

 ロイドジョンズというイギリスの牧師のロマ書講解はすぐれた本です。ロマ書の理解に不可欠な本だと思っています。ロマ書の説教をするときには手放せない本です。先日この書物を日本語に訳してくださった方に感謝のメールを送りました。どうしてもひと言、感謝を伝えたいと思ったのです。返事をいただきました。そこには「徒手空拳(としゅくうけん)の働きですので」とあり共感を覚えました。

 このブログを書くために念のために意味を調べたら、「何かを始めようとするときに、身一つで他に頼むものがないこと」とありました。 私が字面から想像した意味とは違っていました。私はパウロの言葉を思い出していたのです。コリント前書9章。

福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。

 パウロはこう述べた後、

わたしとしては、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。むしろ、自分の体を打ちたたいて服従させます。それは、他の人々に宣教しておきながら、自分の方が失格者になってしまわないためです。

 福音のためにはどんなことでもすると言いつつ、無駄なことはしないと語ります。「やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません」。徒手空拳を私は「空しく手を上げる」と勘違いしました。「なかなか報われない行為」と理解したのでした。でも意味を正しく理解した上で、あらためて共感しました。

 私も「御言葉に生きるための提案」というサイトを運営していますが、誰にも、何にも頼らずに行っている働きです。そしてどんな結果を生み出しているのか見えない働きです。空しさと背中合わせの働きです。訳者も、「徒手空拳の働きですので、主にある教職者の先生方からのご連絡には本当に励まされます」と書いてくださいました。

 私は神さまからの励ましを得たいために日々聖書を読み、デボーションをしているのかもしれません。

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↑ 最近私は色々実験しています。理科の実験ではなく料理の実験です。下ごしらえをして、後はスイッチ、ポンでできあがりを待つ料理のしかたの研究です。目玉焼きは、レンジのオーブン機能を使います。クッキングシートを四角におり、そこに卵を落として、170度で12分という設定にし、「温めスタート」を押すとこのようにできあがります。