クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

人生航路の第二段階(8)信仰者の交わりに生きる

 天地を創造した神さまの最終的な目的は、すべての者をキリストのもとに一つにすることでした。そしてそのしるしとして教会があると私は信じています。キリストに結ばれ、教会につながる人たちは互いに愛し合い、心をひとつにします。もちろんこれは目標となります。

 現実の教会では、他のキリスト者を裁き合うようなそんな現実があることを知っています。しかし教会はキリストに結ばれた信仰者が一つになることを目指します。神さまを崇めることにおいて一つになることを目指します。

 現実の世界の中で信仰をもって生きることは簡単ではありません。色々な場面で罪との戦いがあります。教会に集う一人ひとりの信仰者が、それぞれの場で戦っています。だから互いに励まし合うことが必要であり、大切となります。

 そこで人が正直になり、自分の現実を語り合い、祈り合う、そんな交わりが必要となります。自分の弱さを話し、自分の失敗を話し、自分のために信仰の友が祈ってくれる、友もまた自分のことを話し、どんな風に罪と戦い勝利したかも話してくれる。もちろん失敗した話しも。そんな信仰者の交わりがないと、キリスト者といえでも孤独に罪と戦うことは重荷となります。

 聖霊なる神さまは、信仰の友を通しても働いてくださいます。

 牧師として現役で働いていた頃、近隣の牧師たちとディボーションの分かち合いをしました。それぞれが課題を持っています。聖書を読み、思いめぐらし、神さまの導きを求めて歩んでいます。そんな歩みを分かち合い、互いのために祈り合いました。私にとっては本当に幸いな時でした。

 ただ人間にはプライドがあり、こんなことを言ったら人からどう思われるかと恐れて正直に語ることに困難を覚えますし、自分の弱さや失敗など絶対口にしたくないと見栄を張ることもあります。どんな信仰人生を歩むのかは各自の選択となります。私は分かち合いを選びました。

 教会というのは、そのような分かち合いを通して愛し合い、励まし合い、慰め合い、キリストのもとで一つになることができるところと私は信じています。

コロサイ 3:16~17
キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。そして、何を話すにせよ、行うにせよ、すべてを主イエスの名によって行い、イエスによって、父である神に感謝しなさい。

フィリピ 2:1~4
そこで、あなたがたに幾らかでも、キリストによる励まし、愛の慰め、“霊”による交わり、それに慈しみや憐れみの心があるなら、同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たしてください。何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。

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