クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

墓前礼拝にて

 この間の日曜日、奈良高畑教会では礼拝後、墓前礼拝が行われました。墓地を移転し、新しい墓地での最初の墓前礼拝でした。私と妻は、双子の孫を連れて礼拝に参加しました。

 5歳の孫が「あのお墓の中に何があるの」と聞くと妻は「骨よ」。すると「骨だけなの。皮はないの」と孫。

「お墓にあるのは骨だけど、新しい体にしてもらって神さまのところに行くのよ」。「おばあちゃんも死ぬの。いつ死ぬの」
「神さまからのお仕事がまだあるので、まだ死なないわよ。あなたたちが生まれて、あなたたちの世話をするために奈良に来たでしょ。まだあなたたちが大きくなるまで、ママのお手伝いがあるのでまだ死なないと思うわ」
「ふ~ん。死ぬ時ってどんなふうに死ぬの」
「目つぶって息しなくなるの」
「死ぬ時ってどんな気持ちなの」
「おばあちゃん死んだことがないから分からないわ」。

 まだ次男が幼いとき、妻の父が亡くなりました。火葬場で棺に花を飾ったとき、次男は楽しそうに花を飾りました。おじいちゃんをきれいに飾ってあげたいと思ったのでしょう。火葬が終わり、出てきた骨を見て次男は泣き出しました。おじいちゃんの姿が消え、骨になったのです。火葬場からの帰り、私は彼を抱きながら、「骨と骨が集まり、そこに肉がつき、皮がつき、人となるんだよ」と聖書の話をしました。その後、息子は「早く天国に行きたいな」とよく話していました。

 幼い頃に人の死と出会うのはいいことだと思います。その時、希望のあることを伝えることができるのは幸いなことだと思いました。

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