クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

十字架のくしきひかり(2)憐れみの光

 讃美歌39番(日暮くれてよもはくらく)を賛美していて心惹かれる言葉がありました。それは「十字架のくしきひかり」です。

十字架のくしきひかり
閉ずる目にあおがしめ
みさかえにさむるまで
主よ、ともに宿りませ

 死の床にあって目を閉じる瞬間に十字架のくしき光を見させてくださいとの祈りです。その時に見ることができるかどうか分からないので、今見たいと思いました。

 十字架のくしきひかりを仰ぐとは、十字架の恵みを確認することと言い換えてよいと思います。この確認をしたいと思いました。今回は2回目。

 私は自分が犯した罪に打ちのめされたことが2回あります。最初はまだ洗礼を受けていないとき。礼拝には通っていました。やめたいと思っていてもやめられずタバコを吸い続けていたときに、このまま吸い続けていたらどうなるか分かりませんよ、と神さまから警告を与えられ、震えおののきました。その時、キリストが罪の贖いのために十字架で死なれたことを思い起こし、ああそうだ、信じたいと思いました。

 後もう一回は保身のために嘘をついたことです。嘘をついたときは気づきませんでしたが、後で嘘をついたことに気づき、自分は頭のてっぺんから、つま先まで罪のかたまりであると思わされました。この時も、キリストが罪の贖いのために十字架で死なれたことを思い起こし、感謝しました。

 十字架のくしき光、それは憐れみの光でした。この憐れみの光に照らされて自分が生きていることを今、思います。

飛火野(奈良公園)