クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

老牧師の祈り

 牧師の働きから引退して6年経ちました。説教奉仕の機会が与えられます。2023年度は毎月説教奉仕をすることになりました。それは無牧の教会の礼拝説教のためです。無牧とは、その教会を牧会する牧師がいない状態を意味します。

 教会の規模が小さい場合、牧師を招くことに困難を覚えることがあります。牧師に対する給与を教会では謝儀と呼びます。謝儀を十分出せず、牧師の生活を支えることがむずかしい場合、牧師を招くことが困難になります。独身の牧師、老いて年金暮らしの牧師など、謝儀を低めに設定できる人を牧師として招くことになります。人材は簡単には見つからないので、一年かけて牧師を求めることになります。すると礼拝説教を担当する人として隠退牧師の出番となります。

 多くの教会には高齢化した教会員が多く、礼拝に出席する人は減少の傾向にあり、教会の経済力は低下の傾向にあります。これからますます無牧の教会が増えていくのではないかと危惧しています。

 日本の社会には宗教は怖いという雰囲気もまだあるのではないかと思うと、教会の将来が心配になります。この国での伝道活動が盛んになり、教会に集う人が多くなることが私の大きな願いであり、祈りの課題です。

~~~ 祈り ~~~

天の父なる神さま、
私たちは毎週礼拝を献げます。
礼拝であなたの御言葉を聞きます。
あなたの御言葉が信仰者を生み出し、
信仰者の信仰を育てます。
今、牧師が不在の教会があり、
礼拝を守り続けるのに困難を覚える教会があります。
牧師不在の教会を顧みてください。
そこに連なる信徒の方たちを励ましてください。
教会を支える長老、役員の方たちを支えてください。
教会を牧する牧者を送って下さい。
この国の伝道が盛んになるよう導いてください。
クリスチャンが増えますように。
信仰者たちが励まし合い、
信仰に生きる喜びを増し加えて下さい。
この喜びを、この世の人たちに伝えることができるように導いてください。
イエス・キリストの御名により祈ります。

路傍のスミレ、たくましい