クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

箴言12章から

 先日の夜の祈祷会では、箴言12章を読んで、印象に残った聖句を分かち合いました。私は皆さんが話すのを聞くことを優先して、自分が話すのは控えました。

 で、私が印象に残った箇所を紹介します。聖書は、聖書協会共同訳です。

11節
自分の土地を耕す人はパンに満ち足りる。
浅はかな者は空しいことを追求する。

 自分の土地を耕す人。これは堅実な人、堅実な歩みを予想させます。変わり映えしない歩みです。でも着実な歩みです。人は退屈な日常から離れて、夢を追ったり、刺激を求めたり、達成感を求めたりします。充実感を人は求めるものです。それは空しいことを追求することとは思いません。人の生き方としてそれは「あり」だと思います。

 私は、「自分の土地を耕すこと」を自分を受け入れることと受けとめました。自分より広い土地を耕している人をうらやましがることなく、自分は自分の土地を耕せばよいと考えました。自分と他者を比較することなく、自分は自分として生きていけばよいという解釈です。

 さらにパンに満ち足りるとあります。必要が満たされればそれでよいとする心が示されていると思いました。年齢を重ね、平穏な毎日を送れればそれでよいとする老いた人間の解釈かもしれません。
 

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