人は罪を犯し栄光を受けられなくなってしまいました。罪からの救いを受けるとき、人は神の栄光を受ける者に回復していくことが期待されます。失ったものを取り戻さないで、救われたと主張することはできないと思います。
栄光を受ける者へと回復していくとは具体的にどのように実現していくのでしょうか。それはキリスト者は神の子として成長していくと表現できると思います。まず洗礼を受けた者はキリストに結ばれ神の子とされます。
ガラテヤ 3:26
あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。ヨハネ一 3:1
御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。世がわたしたちを知らないのは、御父を知らなかったからです。エフェソ 1:4～5
天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。
イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。
イエス・キリストを信じた者を神は「神の子」と見てくださいます。イエス・キリストを信じた者を神は「義」と認めてくださいます。キリスト者は新しい存在です。義とされ、神の子として歩みます。
そこで私たちが神の子として成長していくとき、私たちは神の栄光を現す者へと変えられていきます。これは言い換えるとキリストに似た者に変えられていくということもできます。キリストは御子（正真正銘の神の子）ですから。キリスト者の生き方の根本は、神の子として生きる、そして成長する、キリストに似た者になることにあります。このように神の子として生き、成長するプロセス（過程）を「聖化」ということもあります。
キリスト者は色々な出来事に遭遇しながら、色々な人と出会いながら、色々な状況の中で、神の子として生きてゆき、成長していきます。愛することを大切にして生きていきます。愛する人に成長していくことは愛の神を映し出す人に変えられることであり、神の栄光を現す者に変えられていくことになると考えます。
