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隠退牧師 holala によるブログ

ヨハネ3章16節を思いめぐらす(6)永遠の命ってなに?

ヨハネ 3:16
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

 独り子を信じる者が永遠の命を得るとあります。永遠の命とは何でしょうか。永遠の命を持つ人は死んでも永遠の命があるので永遠に生きることができるという意味なのでしょうか。ヨハネ福音書が語る永遠の命は違うようです。

 まず独り子を信じる人は既に永遠の命を持っているとヨハネは語ります。既に持っているというのです。永遠の命に生きているというのです。

ヨハネ 3:36
御子を信じる人は永遠の命を得ているが、御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまる。

ヨハネ 6:47
はっきり言っておく。信じる者は永遠の命を得ている。

 では永遠の命を得ると何が起きるのでしょうか。永遠の命により、御子を信じる人は新しく生まれます。

ヨハネ 3:3
イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」。

 御子を信じる人は、永遠の命を与えられ、新たに生まれました。それゆえ神の国を見る、つまり神の国に迎えられる者となります。新たに生まれ、神を信じて生きる人に生まれ変わりました。

 永遠の命とありますが、何が永遠なのでしょうか。私たちは生物としての命をもっており、この命には始まりと終わりがあります。始まりは誕生であり、終わりは死です。永遠の命を持つ人は、肉体の死をもって終わることはありません。何が終わらないのでしょうか。それは信じる者と神との結びつきが終わらないということです。私たちは、生物として死を迎え、私たちの肉体は消えます。しかし私たちキリストを信じる者と神との結びつきは終わりません。永遠です。

ローマ 8:38~39
わたしは確信しています。死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、
高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。

 どんなものも神の愛から私たちを引き離すことはできないとあります。私たちと神との結びつきを引き離すことのできるものは何もないとあります。永遠の命を与えられた人は神に結びつけられ、この神との結びつきが消えることはありません。言い換えると私たちは、最終的には神のもとに行くことになります。

アキノノゲシ 近くの里山で