神は今の世界をご覧になって何を思うのだろうか。
人間をその罪から救うために十字架において
自分の命を犠牲にされたキリストは、
今の世界をご覧になって何を思うのだろうか。
敵意という隔ての壁を取り壊したキリストは、
この世界のあちこちに見られる分断の壁をどのように思われるのか。
情報伝達技術が発展し、世界の遠いところで起きている
悲劇がリアルな映像と共に送られてくる。
苦しんでいる人、嘆いている人を見るのはつらい。
つらい時代に私たちは生きて。
遠い世界の出来事は自分には関係ないと思えば
心は楽になる。
祈ることはできると人は言うかも知れない。
でも義務を果たすような祈りになってしまう。
分からないのは、
父なる神がこの世界の現実をどう思っているか。
それを知りたい。
人間が自分たちの手で解決するのを
じっと見ておられるのだろうか。
イエスは「悔い改めなさい」と宣言し、
神の国の福音を宣べ伝えた。
地上に平和をもたらすために
どんなに遠回りであろうと、
どんなに現実を変える力がないように見えても、
諸教会が福音を伝えることを祈っていこう。
また伝えていこう。