クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

教会を考える(7)励まし合う教会

 私が金沢元町教会に赴任し、新しい経験をしました。金沢元町教会は、アルコール依存症の方たちのミーティングのために会場を提供していました。私が赴任する前は、無牧の期間が続いていたので会場提供が中止となっていましたが、私が赴任し可能となりました。金沢元町教会でのミーティングは、原則当事者のみが参加する会でしたが、会の方から、私にも参加してほしいとの願いがあり、私は参加しました。

 その会では、依存症から脱却するための学びとして本を読み、本の感想や、自分の近況を語るなどして、アルコールを飲まない生活を続けようとの思いが強められる集会となっていました。参加者は、ミーティングで見聞きしたことは口外しないという暗黙の約束があり、安心して自分のことを話していました。時には失敗して飲んでしまった体験も話されますが、他の人の行為を批判するようなことはしません。

 それで私は思いました。クリスチャンは罪を犯すし、神の御心に従うことに困難を覚えたりします。クリスチャンは罪を犯すというやっかいな問題を抱えています。だからクリスチャンもこのような集会を開けば、互いに励まし合うことができるのではないかと思いました。自分の弱さ、頑なさを告白し、聞いてもらえて、そんな自分が受け入れられていることを知るのは、うれしいものです。同じように悩んでいる人がいることを知ることは、安心感をもたらします。信仰者としての負の歩み、失敗の歩みを分かち合うこと、それゆえに聖書の言葉に対する思いを分かち合うことは、相互の励まし合いとなり、互いに愛し合い、信仰の成長につながるのではと思いました。

 キリスト者も信仰のない人たちと同じようにこの社会に生き、同じような問題に直面し、悩みながら生きていきます。信仰に生きる人たちの分かち合いは有益であり、信仰の証となります。未信者の人が参加すれば、信仰に生きる意味、価値を知ることができ、伝道に役立つと考えています。

 伝道の方法は色々あると思います。私自身は、聖書を共に読み、信仰者としての歩みを分かち合い、そこに未信者を招き、信仰に生きる幸い、祝福を伝えるという伝道は、無理なく行えるのではないかと考えています。信仰に力があることを伝えることができます。

テサロニケ一 5:11
ですから、あなたがたは、現にそうしているように、励まし合い、お互いの向上に心がけなさい。
 
コロサイ 3:16
キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。

 このような信仰者の分かち合いがなされる教会を築きたい、そんな思いで牧師の働きをしてきました。

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