聖書 創世記 50:15〜21 赦し
内容観察
ヤコブの死後、ヨセフの兄弟たちは、ヨセフが復讐することを恐れた。父が兄弟たちのことを許すように言っていたとヨセフに伝え、赦しを求めた。
静聴
教え>17節。相手に言葉をもって赦しを求めることは大切である。
- 創世記45章で、ヨセフは兄たちに身分を明かした時、兄たちに、自分を責めることも悔やむ必要もないと言った。ヨセフはすでに赦している。しかしそれが伝わっていない。赦しを求め、赦しの言葉を聞くことは大切だ。
御父>20節。神は人のなした悪を善に変えることができる。
- 神のなさる善を見る時、赦しを与えることができる。自分が傷つけられた悲しい出来事の中に、神のみわざを見る時、赦しへと心が変えられることがある。
- ヨセフは、夢の中で、兄たちが自分にひれ伏すのを見た。兄たちがエジプトに来た時、あの夢が実現したことを知った。自分がエジプトの宰相となっていることの意味を知ったのである。家族を救うために自分がここにいる、いや、神が自分をエジプトに遣わしたのだと。その時、ヨセフは、兄たちを赦すことができたし、赦した。
- 赦しが問題になる時、神のみ業があるかどうか、考えることも大切。その出来事を通して、恵みが与えられていないかどうか。自分の苦しみに意味があったかどうか。
実践のための祈り
天の父、赦しの物語を読むことができました。感謝します。赦しは、私にとってテーマです。説教者として赦せないで苦しんでいる人に福音を語るという点で、大きなテーマです。赦しについて体系的に語ることはできずとも、断片的に色んな角度から語ることができるように思います。もちろん、聖書から教えられて語るということです。
人を赦し、神を赦し、自分を赦すという課題があります。聖書から赦しについて教えられることがあります。自分の問題として、赦しに関わる事柄があります。そして赦しについて語りたいです。
赦しについてノートを作ります。そして聖書から教えられたこと、自分の経験、赦しについての本から学んだこと、赦しについて主題説教をする時のテーマなど、赦しについてメモノートを作ります。
天の父、今日は、ヨセフ物語から教えられたことをノートに箇条書きにします。私が赦すべき人についても黙想をしたいと思います。
今日すべきこと
- 赦しについてのノートを作る。
- 自分が赦すべき人について黙想する。
- ヨセフ物語から赦しについて教えられたことを箇条書きにする。
ヨセフ物語から教えられたこと
- 赦しは明確に乞わなければならない。赦すか赦さないかは、相手の問題である。赦しを乞い、相手から「赦す」との言葉を聞くことは大切である。それを聞かないと、赦してもらっているのかどうか、不安が残る。
- 赦す場合には、はっきりと「赦す」と言うことは大切である。
- 自分が傷つけられた出来事の中に、神のみ業を見ることができると、赦すことができる。
- 出来事の中に、出来事を通して、神のみ業があるかどうか、思い巡らすことも大事である。自分の傷を見るだけではなく。
- 和解を求めて赦すことは大事である。ヨセフは兄たちがエジプトに来た時、知らん顔をすることもできた。でもヨセフは兄たちとの和解を求めた。神を信じる者は、和解を求めることが大切だ。