聖書 出エジプト記 5:10〜21 信仰の試金石
内容観察
民を追い使う者は、イスラエルの民に労働を強化した。イスラエル人の下役たちは、求められたレンガの量を作らせることができず、むち打たれた。そして彼らはモーセに文句を言った。
静聴
警告>19節。責任逃れをしてはいけない。
- 人は苦境に陥る時、苦境から逃れるために、自分はどうするかを考えず、人のせいにし、人に何とかするように求めるものである。それは責任逃れである。人は責任逃れしやすい存在である。
- イスラエルの下役たちは、「主」という言葉を使っている。彼らも主なる神を信じている。彼らは困窮に陥った時、主が、モーセたちを裁くように願っている。「あなたたちのおかげで」とモーセを責める。それはお門違いである。
- 彼らもモーセと共に神に祈るべきであった。
- 不信仰というのは、逆境の中で信仰に立たず、人のせいにすることである。「逃げる」「(自分)守る」「人のせいにする」はアダムが罪を犯して以来、人間の性(さが)となった。
教え>19節。何を選択するかで信仰、不信仰が現れる。特に苦境は、信仰の試金石である。
- 人は自分がよしとする選択を行う。それが信仰的か否か、神のみ心にかなうか否か。