パウロは、テサロニケ教会の人たちが苦難の中にあるのでとても気になっている。そこでテモテを送って様子を知ろうとする。さらに次のように、励ます目的もあった。
「それは、あなたがたを励まして、信仰を強め、このような苦難に遭っていても、だれ一人動揺することのないようにするためでした」(テサロニケ一3:2〜3)。
そのテモテがテサロニケからパウロのもとに戻ってきて報告をする。テモテは、テサロニケ教会の人たちの信仰と愛についてパウロにうれしい知らせをもたらした。ここでもし、僕が金沢元町教会の信仰と愛について報告をするとしたら、どのような報告をするのだろうかと立ち止まって考えさせられる。
パウロは言う、
「わたしたちは、あらゆる困難と苦難に直面しながらも、あなたがたの信仰によって励まされました。あなたがたが主にしっかり結ばれているなら、今、わたしたちは生きていると言えるからです」(同3:7〜8)。
ここを読んではっとさせられた。テサロニケ教会の人たちの信仰によってパウロは励まされているのであるが、その信仰とは、テサロニケの信仰者たちが「主にしっかり結ばれている」ことである。主にしっかりと結ばれている。
自分が教会員の信仰に励まされるとしたら、何によって励まされるのか、と考える。牧師は教える立場にあるので、自分が教えたことに基づき、信徒が成長してくれると励まされるという思いが自分にあることが分かる。しかしパウロは違う。信仰者が主に結びついていることに励まされているし、今、自分は生きているといえるとも言うのである。信仰において大切なことは、主に結びつくこと、主との交わりに生きることであり、信仰の知識が多いとか、教理をよく知っているとか、奉仕をよくしているとか、ではないのだ。
コリウスという植物。観葉植物とされている。何とも言えない色彩、形に魅力を感じる。教会の玄関に教会員の方が鉢植えをおいてくださっている。
以下、ヤサシイエンゲイ(http://yasashi.info/ko_00003.htm)というサイトからの引用
コリウスは熱帯・亜熱帯アジア、オーストラリアなどに100種以上が知られます。現在栽培されているものは人の手によって改良された園芸品種ですが、大元となったのはその中でも1〜数種の野生種です。その特徴は赤や黄色、紫など様々な色彩と模様が織りなす美しい葉で、和名の「キンランジソ(金襴紫蘇)」や別名の「ニシキジソ(錦紫蘇)」を名は体を表すといった感じです。暑い気候でよく育ち、夏向きの鉢植や寄せ植え、花壇に広く利用されています。本来は毎年育つ多年草ですが、寒さで枯れてしまうことが多く、一年草として扱うこともあります。