昨日は、国会前は安保法案に抗議する多数の人のデモが行われました。新聞で写真を見ました。日本でもこのような光景を見ることができるのだと感慨を感じました。実に沢山の人が抗議をしている!安倍政権は数を頼みに法案の成立に向けて突っ走るでしょう。それで良いとは思いません。
そもそも法律は具体的な目的を持っています。具体性を持っています。しかし集団的自衛権のために武力を行使する状況がどのような状況なのか、安倍首相や中谷防衛大臣の答弁は抽象的で、曖昧です。そして答弁内容が変わります。このような状況を考えると、集団自衛権行使は外部の力による要請、アメリカの要請に基づくのではないかと思わざるを得ません。アメリカの要請に基づき、集団的自衛権の行使ができるようにしなければなりません。しかし日本には憲法9条による制約があります。どうしたらいいのか。そこに安倍首相の苦悩があったのだと思います。集団的自衛権を行使するような状況など具体的に考えられないのに、それを可能にするように法整備を整えなければいけないので、閣議で憲法解釈を変更し、ともあれ諸法案をつくります。国会での審議となると、もともと具体性がないから、答弁は説得力がありません。でも、そんなの関係ねえ、と言わんばかりに数を頼んでいます。
安保関連法案が廃案となるように祈ります。
↑朝日新聞から