クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 年賀状に終活に励んでいるとの言葉が添えてありました。「終活」で検索したとある葬儀社のサイトに以下のような文章がありました。

「生き方」は自分自身で決めることができますが、「逝き方」は選ぶことができません。しかし、最期まで自分らしく生きていたいという思いと、自分らしく終わりたいという願いは、可能な限り追求すべき人生の最終章のテーマでもあります。

 エンディング・ノートという言葉も定着化し、自分の人生の終わり方について関心を持つ人が増えたのですね。教会員の方で<人生の最終章>という言葉を使う方がおられ、この言葉を最初に聞いたとき、印象に残りました。でも最近、自分も<人生の最終章>に入ったことを自覚します。この最終章が10年続くのか、5年続くのか、20年続くのか、それは神さまだけがご存知です。


 宗教改革者のルターが『死への準備についての説教』を書いています。今、読んでいます。一番知りたいのは、死に臨む態度をルターがどう考えているかです。信仰者として、その時になって準備ができていないことがないように考えたいと思っています。要点は以下の三つと思います。

  • 財産については、残された者たちの間に争いが起こらないようにしておきなさい。
  • 赦せない人を赦し、赦しを必要とするなら赦しを求めなさい。
  • 神の国を待ち望みなさい。

 自分の課題としては、神の国を生き生きと待ち望むことです。<神の国を生き生きと待ち望む>説教をして、この希望を自分のものにしたいと願います。これが今年のテーマの一つです。