クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 先日、妻と引退後のことを話していました。教会を辞任すれば毎週説教をすることはなくなります。神さまから召されたのは福音を伝えるため、と考えます。するとこれからは第二の人生を生きるとは割り切れません。何らかのカタチで福音宣教に仕えたいと願います。日曜の礼拝説教の依頼を受けることがあるかもしれません。それとは別に日常的な働きがしたいと思っています。


 僕に出来ることの一つはインターネットを利用して、発信していくことです。実は、前任地の教会にいたとき、教会のホームページを作成し、説教を載せていました。思い起こすと私は大学を卒要してコンピュータの会社(CAC 、コンピュータアプリケーションズ)に就職し、プログラマーとして働いていました。ですから、早い時期からパソコンを利用していましたし、ホームページを作ったりしていました。そのための勉強は本を読んでしましたが少しも苦になりませんでした。金沢元町教会から招聘を受けるとき、長老さんたちは、前任の教会のホームページにある私の説教を読んだとのことでした。金沢元町教会に赴任してからも、教会のホームページを作ったり、個人のサイトを作ったりしてきました。


 妻と話していたとき、ふっと自分のこのような歩みを思い出しました。そして神さまの導きのあることを確認しました。大学時代、私は「原子力工学科」で学びました。でも私は原子力とは関係のないコンピュータの会社に就職しました。それには理由がありました。大学在学中、大学紛争が起きて、学生運動に巻き込まれたわけですが、当時は色々と悩みました。原子力の学びが十分出来なかったことと大企業に就職することはしたくないとの思いから、その当時は、これからの分野ということで、コンピュータの会社に就職し、プログラマーとして働きました。ゼロからスタートするつもりでした。色んな人から最先端の仕事をしているのね、と言われたりもしました。大学紛争がなければ、原子力関係の仕事をしていたに違いありません。コンピュータの会社に入り、技術を身につけたことは、その後、ホームページを作る技術を身につけることに役立ちました。伝道に役立ちました。ですから引退後もインターネットを利用して何らかのカタチで福音を伝えたいと考えたとき、神さまは、私がまだ信仰を持つ前から、私の歩みを導いておられたのだとあらためて気づきました。

11月3日に献堂しきをした小松教会の礼拝堂正面。品格があります。