クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

聖書が教える家族伝道

 聖書を読むと発見があります。ヨハネ福音書1章35~42節を読みました。ヨハネが歩いておられるイエスをみつめて、「見よ、神の小羊だ」と言いました。するとヨハネと一緒にいた二人の弟子がイエスに従ったこと、そしてその一人アンデレは「メシアに出会った」と兄弟のシモンに語り、シモンをイエスのもとに連れていったと書かれていました。

 私の発見、それは家族をイエス様のもとに連れて行く時、「私はメシアに出会った」と家族に語ることが必要だ、というものです。アンデレの行為は、家族伝道の模範となるのではないか、それが私の発見でした。

 アンデレは兄弟のシモンをイエス様のもとに連れて行きました。シモンはペトロのことです。アンデレは「私たちはメシアに出会った」とシモンに語りました。実際には、主イエスについてアンデレはシモンに色々語ったことと思います。なぜならアンデレはイエスのもとで一晩過ごしているので、イエス様から色々話を聞いたり、自分からも疑問をぶつけたりして、イエスがメシアであるとの確信を得たと思われます。それを兄弟に語ったのです。だからシモンは心動かされてイエス様のもとに行ったと推測されます。

 私たちも家族を礼拝に、信仰に導きたいと願います。その時、「私はメシア(キリスト)に出会った」と語ることが大切なのではないかと教えられました。

  • 自分にとってキリストがどのようなお方なのか
  • キリストを信じてなぜよかったのか。

 キリストが自分にとって救い主であるという証しが語られてこそ、家族を主イエスのもとに導くことができるのではないかと思います。家族に語ることは照れくさいかもしれません。でもキリストの証人として語るのです。そしてこんな風に家族に語ったという情報を教会の中で分かち合っていくと、「こんな風に信仰に入った人もいるのよ」と他の人の証しも伝えることができ、伝道の力になると思います。

 10年以上前に、私はブログを始めました。礼拝の説教や、牧師として考えたり感じたりしたことを書いてきました。私の妹がブログを見て、色々読んでくれたようです。そして礼拝に行くようになりました。私は金沢におり、妹は東京にいました。私の妻は名古屋に住んでいる兄に証しの手紙を書いて礼拝に誘ったことがあります。

 必ず成功するとは限りませんが、証しをするという努力が伝道には必要であることを聖書から教えられました。伝道が困難と言われていますが、どのように伝道するのか、私たちは聖書から教えられる必要があるように思います。そしてそこから伝道の道が開かれるように思います。