クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

聖霊の導きを求めて(4)

 1981年に鳥羽教会に赴任し、1988年に近隣の牧師2名と共に韓国に行きました。韓国のK牧師の家に宿泊し、韓国の教会生活を経験してきました。朝は早天祈祷会。昼間は教会を訪問したり、見学したり。金曜の夜は徹夜祈祷会。夜はK牧師から色々な話を聞きました。示唆に富み、考えさせられるお話をたくさん伺いました。たとえば

 日本の教会の不振の理由の一つは、牧師が聖霊を受けるように信徒を導かないことがあります。 

 

 信徒は先週の説教を忘れないで次週の礼拝に来ることができていますか。忘れているとしたら、信徒の責任でしょうか、説教者の責任でしょうか。


 K牧師は聖霊の働きと祈りを強調されました。私自身まだ聖霊の働きがよく分かっていませんでした。帰国したら聖霊の働きを求めなければならないと強く自覚しました。K牧師から聖霊が大きく、深く働くために祈りを勧められました。

 忘れられないのは祈祷院に行ったことです。都会から離れた山の中に大きな施設として祈祷院があります。宿泊でき、祈るために何日も過ごすことができます。また非常に大きな集会室があり、集会が随時開かれており、いやしを求めてくる人も少なくないようです。また横穴がいくつも掘られていて中に入って密室の祈りができるようになっていました。 

 私たちは横穴に入って祈りなさいと指示を受けました。30分か、一時間か、どちらか忘れましたが祈るように勧められました。私は15分祈ったら祈ることがなくなりました。あと何を祈っていいか分からなくなりました。情けなさを感じました。一時間も祈れないのですか。

 帰国してから礼拝堂で何回か祈りました。祈り終わると心が洗い清められたようなすがすがしい気持ちになりました。聖霊に満たされたような感じがしましたが、それは一時的な気分でしかありませんでした。そして1989年に静岡県の御殿場教会に転任しました。

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