クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

イエスの恵み(11)思いを超える神の助け

 鳥羽教会時代のことです。私が赴任したとき教会はすでに、新しい会堂を建設する土地を取得していました。現会堂は通りから奥まったところにあり、車がやっと通れるような細い道に面していました。駐車場もありませんでした。伝道のための立地条件は非常に悪かったのです。

 教会員が多いわけではなく、資金的にも難しさを感じていました。しかし土地はあるのですから、いつか着手しなければなりません。教会には献品としてささげられた株券がありました。これが換金できれば建築資金が大いに助かります。といっても有名な会社の株券ではありませんから、簡単に換金できるとは思えません。しかし赴任して三年目に会堂建築に着手すべきとの思いが与えられ、長老会で着手を決議しました。

 色々な思い出がありますが、一番は資金が満たされるように祈ったことです。毎週礼拝後、皆で祈りました。外部献金として300万円(と記憶しています)献金を諸教会に募りました。日本キリスト教団内では、会堂建築を行う時、他教会に献金を募ることが普通に行われていました。相互扶助、伝道協力という観点で行われていたようです。

 また移転するので現会堂の土地を売らなければなりません。立地条件は悪いです。それで隣家に購入の打診をしましたが、断られました。そして株券です。これらが現金化されなければ建築は行えません。

 今思えば、私も若く、怖い物知らずだったのかもしれません。神さまは必ず導いてくださるとの思いで会堂建築に取りかかりました。教会員の兄にあたる方が株券を購入してくださいました。会堂の建築が始まり、着手金、中間時の支払い、完成時の支払いと建築費用は分割の支払いとなりました。最後の支払いは土地を売った代金で充当することにしていたのですが、隣家の方には断られていて、見通しが立たなくなっていたのです。しかし不思議なことに隣家のご主人が突然亡くなられ、後を継いだ息子さんが教会の土地を買って下さり、ギリギリ支払いが間に合うというスリルがありました。

 恐らく株券を換金し、土地が売れる見込みが立つのを待っていたのなら、いつになったら建築できるのか、分からなかったと思います。神さまに祝福された信仰の冒険でした。