クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

神をたたえる心

 詩編を読んで感じることの一つは、詩人がよく神さまを賛美していることです。あるいは信仰の告白をしていることです。詩篇90編の出だしは、

「主よ、あなたは代々に私たちの宿るところ。
山々が生まれる前から、
大地が、人の世が生み出される前から、
代々とこしえに、あなたは神」。

 

 詩人の祈りに比べて私たちの祈りは、神さまをたたえることが少ないのではないでしょうか。礼拝の中で祈りがなされますが、祈りの最初に「イエス・キリストの父なる神さま、あなたの御名を賛美します」と祈られるのですが、たたえる祈りは最初だけで、繰り返されるのは感謝です。

 私たちは、自分の気持ちに目を向けていて感謝はささげますが、神さまには目が向いておらず、神さまをたたえることが少ないのでは、と思います。それでどうしたら神さまを賛美できるようになるのかと考えています。

 最近このブログの記事の半年分を製本しました。それを読んでみて分かることは、書いた時のことが思い出されることです。すると「ああ、神さまのおかげで一日、一日を過ごすことができた」とあらためて思います。自分が歩んできた日々を思い起こすことに意味があると思いました。つまり神さまを賛美することにつながるのではないかと思った次第です。

 日々の出来事も記録しておかないと案外忘れてしまいます。実際、読んでみると、ああ、そんなことがあったんだと思い出しますが、記録しなければ、記録しても読まなければ、ただただ毎日が過ぎ去っていくだけです。日々の出来事や思いを記録し、神さまが私にかかわってくださったことを記録し、それを振り返るとき、感謝を覚えると同時に、神さまをたたえることができるのではないか、とこの頃思います。小さなことでも感謝し、神さまをたたえることを積み重ねていくとき、旧約の詩人のようになれるのではないか、と考えました。チコちゃんなら言うのでしょうか、「ぼおっと生きてるんじゃねーよ」。

 昨日、詩編90編の1~2節で説教をしました。この詩編には思い入れがあり、説教したいと思っていました。マルチン・ルターが詩編90について書いている本を買った記憶がありますが、探しても見当たりません。amazonで見ると古本で1万円。そこで古書店つのぶえのサイトで見ると、ありました。送料含め、1,700円。ラッキー!これも神さまの導き、恵みです。

 

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春日山遊歩道 ミスジチョウ