クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

引退牧師の思い

 牧師を引退しまもなく4年になります。時間はどんどん過ぎていくことを思います。そして一つの憂いが心の中にあります。それは教会の行く末に対する憂いです。私が牧師になったのは、35才の時でした。私が赴任したのは地方の小さな町の教会でした。礼拝出席者は20名前後でした。まもなくして私は憂いを抱きました。教会員が高齢化し、教会はどうなるのだろうという憂いです。その憂いは段々と現実味を帯びてきました。そして今から10年後、教会はどうなっているのかと思います。

 神さまは福音を宣べ伝える者を召し出されます。そして与えられた場所で与えられた期間、宣教の務めを忠実に果たします。それが伝道者の役割だと思います。そして伝道のバトンは受け継がれ、歴史の中で福音は宣べ伝えられていきます。私は三重県の鳥羽、静岡県の御殿場、石川県の金沢で35年宣教の奉仕に従事してきました。神さまに導かれた地で福音を宣べ伝えてきました。そして与えられた務めを全うしたといってよいと思います。もちろん十分とは言えませんが、私は誠実に忠実に務めを果たしてきたと思っています。そして私はバトンを次の世代の人に渡したのです。私は自分の役割を果たしました。後のことは神さまにゆだねます。でも日本の教会はどうなるのだろうと憂えます。私が若い時より、今の若い牧師たちの方がより大きな困難に直面するのではないかと申し訳なく思う思いがあります。

 今の私にできることは祈ること。そして何か参考になると思われることの小さな足跡を残しておくことです。私の確信は、聖書の言葉を行う人の育成が伝道の鍵となるということです。そして神さまが憐れみをもって伝道を盛んにしてくださることを期待しています。この国にリバイバルが起きることを祈り願っています。

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梅 馬見丘陵公園