クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

泣き言を言うな

 昨日のブログで、最近憂鬱になっていることとその理由を書きました。私が憂鬱を感じたことを神は、主イエスはどう思っておられるだろうかと疑問を書きました。
 この世界、私たちが生きている社会は十戒が蹂躙されているこの世界は、人間の罪が生み出したものと書きました。

 今日、このことを思いめぐらす中で、悔い改めに導かれました。神さまから泣き言を言うなと言われたような思いです。この世界は、昔から十戒を蹂躙するような社会であり、このような社会だから、神は救い主を世に送られました。昔も今も、そしてこれからも、人間の生きる社会は、救い主を必要とする社会です。この社会が、福音を必要としなくなるほどに良い方向に進むと考えるのは間違いであると思わされました。

 何も私が今生きているこの世界だけが、ひどい世界なのではなく、福音を宣べ伝えるのはこのような世界に向かって宣べ伝えることであることを思いました。私が牧師として福音を伝え始めたのは、今からほぼ40年前です。世にある教会では、日曜毎にイエス・キリストが宣べ伝えられています。でも世界は、よい方に進んでいるとは思えません。聖書は、この世界は、悪魔、この世の神が支配していると書いています。

 心のどこかで、牧師として福音を宣べ伝えてきたのに、自分の働きは空しかったのではないかと思わされ憂鬱になったように思います。愚痴を書いてしまいました。預言者エレミヤの言葉を思い出しました。エレミヤは神に語ります。

エレミヤ 12:1
正しいのは、主よ、あなたです。それでも、わたしはあなたと争い/裁きについて論じたい。なぜ、神に逆らう者の道は栄え/欺く者は皆、安穏に過ごしているのですか。

神は答えます。

12:5
あなたが徒歩で行く者と競っても疲れるなら/どうして馬で行く者と争えようか。平穏な地でだけ、安んじていられるのなら/ヨルダンの森林ではどうするのか。

 悔い改め、あらためて福音宣教のために祈り、尽くしたいと思った次第です。

讃美歌494
こころたけく たゆまざれ
ひとはかわり 世はうつれど
主はみこころ なしたまわん

 

立山 チングルマ 2012.8