エジプトでの奴隷状態から解放されたイスラエルの民は約束の地に入り、新たな生活を始めました。するとイスラエルの民は周囲にいる民の影響を受けて偶像礼拝をするようになります。神は懲らしめのために近隣の民にイスラエルを侵略させ、イスラエルを支配下に置かせます。その支配に苦しんだイスラエルの民は神に助けを求めます。すると神は一人の指導者を立て、敵を追い出させます。イスラエルの民は神に信頼します。平和の日々が続きますが、イスラエルの民はまたもや偶像礼拝を行い、神の懲らしめを受け、と前と同じことが繰り返されます。
イスラエルがミデアンの支配に置かれたとき、神はギデオンを選びます。ギデオンは、神が本当に自分を選んだのかしるしを神に求めます。神はしるしを与え、ギデオンは立ち上がります。ギデオンと共に立ち上がったイスラエルの民は3万人ほどいましたが神は多すぎるといって、最終的に300人が残りました。ギデオンは300人の人と共に戦いミデアンに勝利しました。
今、日本での伝道は困難を極めています。私が属する日本基督教団の諸教会では、教会員が高齢化し、新しく礼拝に来る人が少なく、礼拝に集う人は減少しています。教会の将来が危ぶまれています。
そこでふと想像します。神さまはたった300人で戦えと命じ、ギデオンは勝利しました。キリストを宣べ伝える300人の人が立ち上がり、この世の神と戦い、異教の国であるこの国に福音を浸透させることができないか、と想像します。
ギデオンの故事に習い、神がこの国に少人数かもしれませんが、福音宣教者を召しだし宣教させ、この国に福音が浸透するように期待し、祈ってみようかと思いました。
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祈り
天の父なる神さま、
この国に福音がさらに浸透するように、
この世の神と戦い福音を宣べ伝える
現代のギデオンと彼と共に宣教をする300人を
立ててくださるようにお祈りします。
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