昨日は夕食後でかけました。それはコマツヨイグサ(小待宵草)の写真を撮るためです。この花は宵を待つとあるように、日が暮れてから花が咲き、朝になると花が閉じます。つぼみが開き始めて数分から10分ほどで花が完全に開きます。自分の目で目撃しました。
しばらく前までは健康のためにウォーキングをしていましたが、今は花の写真を撮るためにウォーキングをするようになりました。
基本的には自然の中に咲いている花で、人が自分の庭に植えるような園芸品の花ではなく、雑草と呼ばれ、人から見向きもされない花を探しながら歩いています。名前のわからない花を見つけたらうれしくなって写真を撮り、帰宅してから図鑑やインターネットを通して名前を調べます。名前が見つかるとさらにうれしくなります。
花が咲き、そこを通る人が目を留めるような花があり、「あ、○○の花が咲いている」と呼ばれる花があります。しかし誰にも目を留められなくても自分の花を咲かせる草もあります。神さまからいただいた命を精一杯生きています。人間界だけではなく、草の世界でも生存競争が激しく、日本に帰化した草が勢力を伸ばしています。日本古来の草は少なくなっているのも現実です。帰化した草は自分から日本に来たわけではなく、人間が貿易で外国と物の交換をする中で物と一緒に日本にやってくるわけで、草には侵略の意図は全くありません。帰化した草も生きるのに精一杯です。
精一杯、自分らしく生きていこうと花はささやきかけます。自分らしく。自分という人間の個性を大切にして。
マタイ6:30
今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか。