クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

石原慎太郎氏の言葉

 作家であり政治家でもあった石原慎太郎氏が亡くなりました。彼の死を報道するニュースの中で、彼が「死は虚無である」と語る場面が印象に残りました。

 「死は虚無である」と語るとき、どんな気持ちで語ったのか、死んだ後、自分の存在がなくなることを彼はどう思っていたのか、それは分かりません。テレビのニュースは「死は虚無である」と語った場面だけを切り取って放映していました。どんな文脈の中でこう語ったのかは分かりませんが、心にとどまりました。

 私は自分が死んで無になると考えただけで恐れにとらわれました。死の恐怖といいます。死の恐怖を味わった人は、この恐怖からの救いを求めるのではないか、と私は思いますが、「死は虚無である」と平然と語っているように見える姿に驚きました。

 ちょっと調べてみると石原氏は『法華経を生きる』という本を書いています。また曾野綾子氏と死をめぐっての対談を『死という最後の未来』という本にしています。この本をちょっと読んでみたくなりました。

ヘブライ人への手紙  2:14~15節
ところで、子らは血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。

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