先日散歩しました。私の散歩はツリーウォッチングﾞです。高いところにある木の葉を見るために上を見あげたとき、つばが気管の方に入りそうになり思わず、咳き込みました。誤嚥性肺炎を防ぐために喉の筋肉を鍛える必要を考えていました。『肺炎がいやなら喉を鍛えなさい』という本があり、発声練習のために音程の高い歌を歌うことが推奨されていました。「世界にひとつだけの花」の歌が推薦されていました。これはアイドルグループのスマップの歌です。これは好きな歌でしたので、今、喉のために毎日歌うようにしています。
この歌はリズムがいいです。気持ちよく歌えます。それだけではなく、歌詞が抜群です。一人ひとりが自分の花を咲かせればよく、ナンバーワンになる必要はないと歌います。人間の悪い癖で自分を他者と比較します。多くの人は自分に足りない点を見つけて、自分を嫌いになります。あるいは自分を受け入れられなくなります。自分を喜べず、自分が自分であることを感謝できなくなります。私にもそんな時がありました。そんな私を救ったのは、二つのことを知ったからです。
ひとつはキリスト者のアイデンティティーを知ったことです。神さまは、私のことを神の子としてくださったと知ったことです。さらに、私はイエス・キリストを信じ、新しく生まれ変わったと信じることができ、他者との比較をやめ、自分を喜ぶことができるようになりました。
今ひとつは、自分の個性です。長所、欠点を併せ持つ自分は個性ある存在。神さまが与えてくださった個性を感謝をもって受け取ればよいと知りました。自分を他者と比較することなく、自分に与えられた賜物を生かして生きればよいと知りました。
そして今、老いた今ですが、「そうさ、僕らは世界にひとつだけの花」「その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」とあるように、神さまから個性を与えられた自分の花を咲かせ続けることを喜びとしているこの頃です。75歳のおじいさん（私）がこの歌を歌い、自分の花を咲かせればいいと自分を励まし、喜びを与えられています。
