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隠退牧師 holala によるブログ

主イエスの厳粛な言葉

 朝食後、マルコ福音書13章14~23節を読み、思いめぐらしました。主イエスは弟子たちに世の終わりについては話されました。今日の箇所は、世の終わりが来る前に大きな苦難が訪れると主は語られました。

 最初に憎むべき破壊者が立ってはならないところに立つのを見たら、とあります。これは異教徒の権力者がエルサレム神殿を荒し、神殿を冒とくすることを意味します。これをきっかけに苦難が始まります。

 その苦難は、天地創造の時から今までに起きたことがないほどのものであり、また今後も起きることがないほどの苦難とされます。これは人為的な苦難というより、自然災害を予想させます。

 「山に逃げなさい、畑にいる者は家に帰ってはいけない。屋上にいる者は下に降りてはいけない、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ、しかも冬に起こらないように祈りなさい」という言葉で思い起こすのは津波です。パレスチナで津波という災難が知られていたのかどうかわかりません。日本人としては、地震の結果起きる津波を思い起こします。その時は命を守るためには、それに徹しなければならないと教えられます。

 またこのような苦難の時、偽メシアが登場するので気をつけるべきことも主イエスは語られました。偽メシアはしるしや不思議な業を行うので多くの人々が惑わされます。

 そして最後に主イエスは、「一切のことを前もって言っておく」と語ります。これは無視できない言葉、厳粛な言葉と受けとめます。

 現代人にとって、このような終末に起きるとされることを告げられても絵空事に思えてしまいます。バカバカしいと信仰を持たない人は言うかもしれません。しかし私は信仰者です。主イエスが厳粛に語られた事をまず受けとめたいと思います。主イエスが厳粛な事として語られたことを、自分が信じられるか否かという基準で判断し、主が語られた事を受けとめるか否かを決めるのはどうなのでしょうか。自分の気持ちには正直かもしれませんが、自分を中心に考えると大切なことを見失うかもしれません。私は自分が信じられなくとも、まずは主が厳粛に語られたこととして受けとめたいと思います。自分の考えは何かあれば変わる可能性もあります。

 苦難の時、偽メシアが登場し、人々を惑わすとあります。しるしや不思議な業を行うとありますから、多くの人は惑わされるでしょう。だから惑わされない者になりたいと思いました。そのためにはやはり御言葉に親しみ、信仰に立つことが大切と思います。礼拝を大切にし、聖書を読み、キリスト教の基本的な教理は身につけたいと思わされます。

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