クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

老いの中にあって

 先週眼科医に行きました。一昨年眼の手術をしたので定期的に検診に行っています。それとドライアイがあると診断されているので点眼液をもらっています。受診前の眼のチェックの時に看護師が、受診中の時に眼のチェックで医師が左の眼のまぶたを上げるのです。その時は何とも思いませんでしたが、後から眼瞼下垂の症状があるのだと思いました。眼のまぶたが下がってきて、視野を狭くします。加齢によるものと思います。

 紛れもない老化の現実を見る思いがして少々落ち込みました。それに加えて毎日単調な日々を過ごしていると、ふと自分は何のために生きているのだろうという思いが心をよぎります。

 そんな折、録画しておいた番組を見ました。「日本海/富山湾から太平洋/駿河湾までその距離およそ415Km。北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを、自身の足のみで8日間以内に踏破する Trans Japan Alps Race」。30人の参加者が挑みます。このレースはテレビで放映されるのでその都度録画して見ています。

 生やさしいレースではありません。選手は色々な思いを抱きながら山の中を歩き走りゴールを目指します。レース中の選手が自分の思いを語るのを聞きながら、何か対話をしているような思いで見ていました。

 ゴールを目指すという明確な目標がありますが、自分が今走っている意味は何だろうと考えながら走っている選手がいます。レースに参加する意味があり、ゴールまで走り通し、自分なりに設定した目標を達成するという意味があるのに、レースの厳しい状況の中で、ふと迷うように意味を問うのです。私は自分に重ね合わせてみることができました。

 ある選手が「新しい自分に会いたい」と語るのが印象的でした。76歳の私が、どんな新しい自分に出会うのかと思いました。新しい自分に会ってみたい!

 人生が神の国を目指す旅であるなら、聖書を読みながら神と共に歩んでゴールしたいと思いました。そして私にはパウロの書いたローマの信徒への手紙を正しく読み取りたいとの願いがあり、これは今取り組んでいます。これもゴールを目指したいと思いました。

 あ、そうだ。J.バニヤンの『天路歴程』をまた読みたい。

近所 散歩道で