クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

人生航路の第二段階(77)隣人愛するとは

 「隣人を自分のように愛しなさい」(マタイ22:39)。

 これは主イエスが教えたキリスト者が守るべき二つの戒めの一つです。

 これと関連した教えにルカ福音書10章で主イエスが教えられたたとえがあります。善いサマリア人のたとえとして知られています。これは困っている人を見捨てないで助ける人が、困っている人の隣人となって愛を実践したというたとえです。

 キリスト者の実際の生活を考える時、身近な家族こそ、第一の隣人ではないでしょうか。身近な家族だからこそ、自分を愛するように愛することが大切です。それは喜びにつながります。

 家族は身近な存在なので、遠慮なく物を言うために争いが生じやすいものです。夫婦喧嘩、親子喧嘩という言葉があるように、争いは日常的と言えます。その結果、夫婦は離婚に至ることがあり、親子が疎遠になることもあります。身近な関係だからこそ、家族を第一の隣人として愛することは大切だと考えます。争いが生じやすいということは、そこに愛が必要であることを教えています。愛とは何でしょうか。

コリント一13:4~7
愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

 家族に対しては、私たちの愛が試されます。家族に対して、私たちは遠慮なく物を言いがちになり、互いに傷つけ合ったりします。相手を思いやる心が自分に少ないことに気づいたり、相手が自分を思うことの少ないことに失望したりします。そして互いに怒りをぶつけ合い、喧嘩を繰り返す時、私たちは愛のなさを思わされ、自分の罪に気づかされます。

 しかし相手に対して心を閉ざす罪から、神さまは私たちを解放し、私たちの心に愛を注いでくださり助けてくださいます。夫婦が、親子が互いの心を大切にし、思いやりのある関係を築くことはキリスト者として大切なことであり、神さまの恵みです。

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